歯並びが悪いとどうなるの?

歯並びが悪ければ、噛み合せも悪いので、全身の健康に大きな影響を与えます。それは肉体的なものばかりでなく、精神的にも大きな負担となります。

欧米では、健康的で整った美しい歯並びが常識になっています。日本でも八重歯をチャームポイントとする人を多く見かけましたが、最近では、歯並びに対する 日本人の考え方も、徐々に変化してきて綺麗で健康的 な歯並びを求める人たちが増えてきました。

歯並びを治す矯正歯科は、病気を治すのと同じように歯の正常な咀嚼(そしゃく)機能を取り戻し、健康な身体と心を作るための歯科治療なのです。そして治療がすめば、健全な咀嚼(そしゃく)器官とともに健康美あふれる笑顔も手に入れることができます。

不正咬合が与える影響

  • 食べ物が歯の間にはさまり、歯みがきがしにくく、むし歯や歯周病になりやすい。
  • 食べ物をよくかみ砕けず、胃腸などの消化器に負担がかかる。
  • 上下のあごの発育や、顔の成長に影響を与えて、不調和をもたらす。
  • 上あごと下あごをつなぐ顎関節に負担がかかり、顎関節症になりやすい。
  • 咀嚼筋の発達に影響を与え、筋力のバランスが崩れて姿勢も悪くなる。
  • 正しい発音がしにくくなる。
  • 視力低下の原因になるといわれ、学力や運動能力の低下を招きやすい。

子供の矯正歯科治療について

乳歯が生え始めてから10年前後を経過して永久歯の咬合が完成します。この間に噛み合せが悪くなった場合、通常では2期に分けた矯正歯科治療をします。
まず、初期治療(早期治療)は3歳~12歳頃までの永久歯の咬合完成前の段階で、良好な噛み合せが形成されるように誘導する咬合発育治療です。この時期は大きな成長発育期にあるので比較的簡単な装置で歯の位置や、顎の骨の位置の改善を行います。
第2に本格治療は永久歯の咬合がほぼ完成し、大きな成長期が過ぎ、厳密に歯を動かしてよい噛み合せを形成するために固定式の装置(マルチブラケット)を使用して矯正を行います。

※子供の矯正の第1期と第2期治療について

大人の矯正歯科治療について

大人の矯正歯科治療は子供の矯正歯科治療と異なり、顎の骨の発育がありません。子供の矯正治療であれば、顎の骨の発育を考えた上で矯正を行っていますが、大人の矯正治療の場合は噛み合せを考えつつ、歯並びを移動させるという矯正になります。
歯並びを治すにあたり、若干の隙間を作ったり、歯を抜いて矯正することもあります。もちろんなるべく抜歯をせずに矯正治療ができれば良いことはたしかです。抜歯をしても正常な咬合が望め場合、抜歯をして矯正治療をするケースがあります。また、正常な咬合が望める場合、抜歯をして矯正をすると治療期間が歯を抜かないより短期で済む場合もあります。

大人の矯正の注意点

被せ物について
大人になると永久歯が生え揃えていますので、虫歯の治療で被せ物をされている方も多いと思います。そのままで矯正歯科治療を行うと治療途中に弊害が出る恐れがありますので、担当医の忠告を守りましょう。
虫歯
気づかずに進行している虫歯などを見逃して矯正治療行うと、虫歯が悪化してしまうケースもありますので、矯正治療前に検査をし、治療中はサボらずしっかり通院しましょう。
歯周病
日本人の成人が一番多くかかっているのが歯周病です。まずは、矯正治療前にしっかり検査を受け、万が一、治療が必要・矯正治療に支障をきたす場合はしっかり治し、担当医の許可が出てから矯正治療を行いましょう。
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